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12/29 プレイ日記【無二、やんごとなき世に出会うの巻】

by
凡ゲーマー
凡ゲーマー
「どうも。最近孫市を差し置いてバサラ石商店で限定イラストを貰った無二だよ。
 今年もあとわずかだね。みんなはぼちぼち大戦納めに入ってるのかな?投稿主は久しぶりのプレイだったからいつも以上に気合入れてプレイした
 らしいよ。群雄伝だけだけどね。
 それじゃ、英傑大戦十二月二十九日の章、始まるよ。

「さっそく今回の聞き手をご紹介しようかな。今回ははるばる平安の時代から来てくれたこの人だよ。
「あー・・・ご紹介に預かった、渡辺綱だ。頼光様に仕える一介の武士・・・と思ってもらえば、いい。
「なんか緊張してるね。あんまり人と話さないの?
「いや、話す事は話すんだが・・・そなたのような幼子と話す機会はなかなかなかったからな。どう話せばよいものか・・・
「・・・子供じゃないんだけど・・・まぁいいか。
「そうだ、そなた、頼光様とお話されたというのは本当か?
「うん。頼光さん、実直で良い人だった。とても話しやすかったよ。
「そうか!流石は頼光様だな。私も頼光様を見習ってもっと人と話すようにせねば・・・
「・・・綱さんは頼光さんをとても慕ってるんだね。
「勿論。私に妖共を退治する責務を与えて下さり、髭切を貸し与えてくださった大恩あるお方だからな。
 世の人からは頼光四天王と呼ばれるようになったが・・・それぞれがそれぞれ、頼光様に報いるために日々戦っておるのだ。
「そうなんだね。


「それじゃ、今日の”群雄伝を語る”の時間だよ。
 今回は綱さんがいるので、新しく追加された平安伝の一章「武士」を語っていこうかな。
「おぉ、平安の世を語るのか!それは楽しみだ。
「時は1111年。まだ平氏が歴史の表舞台に出ず、「武士」という言葉も、あまり世に定着していなかった時代。
 物語は一人の平氏出身の武士から始まっていく。
「1111年・・・?それは、私が生きた時代よりも少し後じゃないか・・・
「そうだね。綱さんが活躍した100年後ぐらいのお話になるよ。
「なんだ・・・
「話を戻して、この頃の人々っていうのは「殺生」・・・いわゆる人を殺す事を非常に嫌っていたんだ。
 人を殺すと穢れが移り、それは呪いとなって己に災厄を降らせる・・・だから平気で殺生をする人はそれこそ、この時代では異常な存在だったんだね。
 そんな中で無暗に殺生ができない朝廷の裏・・・汚れ仕事を行う殺し屋みたいな存在。人から忌み嫌われようとも、帝に代わり天誅を下す。
 それが当時の「武士」だったんだ。
「妖が蔓延っていた時代から100年、武士はこうも変わっていたのだな。
「その中で朝廷に代わり悪人を裁き、京の治安を守る組織「検非違使」の中に、伊勢平氏の一人平忠盛がいた。
 彼は父・正盛と共に検非違使の一人となり、京に巣食う盗賊を捕らえる任にあたっていたんだ。
「平氏か・・・私が生まれる前、平将門が国府を襲撃したという天をも恐れぬ事件を行ったと聞いたが、その直系にあたるのか?
「伊勢平氏は分家にあたる存在。だから多分将門と直接的なつながりはない・・・はず。
 忠盛はそんな中で、ある盗賊を捕縛するんだ。名は夏焼大夫。伊賀を拠点とした盗賊で、蘭林坊という宮中の宝を納めた倉庫から多数の宝を盗んだとされる。
 一説だと伊賀忍の祖となった人物とも言われてるみたいだね。
「宮中から宝を盗むとは、とんだ大胆不敵な盗賊だな。
「その夏焼大夫との戦いが今回の戦い。この戦いを評価され、忠盛は従五位下の位を授かったと言われている。
 公式的な記録では、この記述こそ武士が表舞台に出始めた記録の一つとされているそうだよ。
「なるほどな、平氏がいるなら頼光様の子孫たる源氏もいるんだろう。これからが楽しみだな。


「次は新コーナー。「武将に聞きたい」の始まりだよ。
 このコーナーではいろんな武将さんから今回の聞き手に対して質問したい事を聞いてきたから、それを紹介していって聞き手の人と話していく。
 もしかしたら意外な人からの話題が届くかもしれないね。
「私に対する質問か。どんな質問が来ているのか気になるな。
「それでは最初の質問。

Q1:渡辺綱と言えば茨木童子斬りが有名だが、本当に鬼を斬ったのか?  碧軍 H・T氏

「おぉ、やはり気になるか。確かに後世の人間からすれば私の話はとんと信じられる事ではないのだろう。
 だが、私の時代は妖が大量に存在していた時代だったのだ。この髭切も幾度妖を斬り捨てた事か・・・
 そして、茨木童子を斬った事もまた事実。ほれ、これが証拠の腕だ。(ごろん)
「・・・うわっ、びっくりした・・・
「ははは、あやつは本当に手強い鬼だった。やはりかの酒呑童子と並ぶだけはある。
 どうもあやつの気配もこの世界に感じるようだし・・・もしかすれば、また戦う時が来るのかもしれんな。
「そうだね・・・では次の質問。

Q2:頼光四天王の筆頭と誉れ高き渡辺綱殿だが、関係はどうだったのだろうか。  蒼軍 N・N氏

「そうだな、皆頼光様に仕えるに値する剛の者だった。
 特に金時は私すら超える力の持ち主でな・・・よく幼い頃の熊稽古の話を聞いていたものだ。
 碓井とは共に鬼を討伐した仲だったからな。たまに奴が見つけた温泉に浸かりにいったりもしたな。
 卜部も同士として認識していたが・・・奴は不思議な男だった。俺でさえ素性が掴めなかったからな。
「それぞれ交友関係はあったんだね。それじゃ、最後の質問。

Q3:髭切の手入れは大事にしておるか?  玄軍  M・R氏

「うっ!?・・・・・・そ、それは勿論!髭切は私の命と同じような物ですからな!!
 ・・・ふう。いえ、後世では私の愛刀となっているようですが、これはあくまで頼光様から貸し与えられた物でありますからな。
 ちなみに”髭切”とは私が付けた名前ではない。元々は頼光様の御父上、満仲公が命じてお鍛えなされた名刀なのだ。
 よく罪人を斬るために使っていたらしいが、その際に罪人の髭まで一振りに切り落とした事から”髭切”という名が付けられたとか・・・
「罪人を斬るための刀だったんだ。怨念とか籠ってないのかな。
「それは心配なかろう。頼光様が払ってくれたに決まっておる。


「では今回はここまで。どうだった?綱さん。
「そうだな、今までにない経験ができたと思っている。頼光様はこの世界でも己の軍を率い戦っているというが、早く私も合流して
 頼光様のお力になりたいものだ。今日の事は忘れないだろう。楽しかったぞ!
「うん。ありがとう。
 さて、今年もあとわずか。相変わらず投稿ペースは変わらないと思うけど、来年もよろしくね。
 あと、今回の新コーナー「武将に聞きたい」ではコメント欄からの質問も募集するよ。
 ”こんな事が聞きたい”みたいな質問があったら、コメント欄から書いてみてね。その武将が答えてくれるかも。
 じゃあ次の更新は来年になると思うから、よろしくね。よいお年を。ばいばい。
作成日時:2022/12/30 12:19
カテゴリ
日記
コメント( 2 )
楊狐
文士
文士
楊狐
2022年12月30日 16時51分

お久しぶりです!
質問者がイニシャルなのも面白いですな。
来年の更新も楽しみにしております🐘
折角なのでリクエストを!
新勢力「紫」から腕を切られた茨城童子の視点から今回のゲストである渡辺綱がどんな武将だったかを聞きたいですな。
それでは良いお年を!

凡ゲーマー
凡ゲーマー
凡ゲーマー
2022年12月30日 18時28分

>>> 楊狐さん
いつもコメントありがとうございます。
「奴の事か・・・気味が悪いほど冷静だったなぁ。俺が化けた女の色香にも充てられず、一振りの内に俺の腕を
 切り落としよった。あんな男は初めてじゃ。
 だが、あん時ゃ女なんぞに化けとったから不覚を取っただけ・・・本気でかかればあんな武士、一ひねりにしたるわ。
 いずれどこかで待ち伏せでもして、斬られた腕、返してもらおうかのぉ。

楊狐
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