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新・漫画の話#4 瀧夜叉姫 陰陽師絵草子

by
楊狐
文士
文士
楊狐
月に一度の漫画紹介!



自分ルール六条

一、英傑大戦の武将当人あるいは関連、所縁の人物が漫画作中に登場している。

英傑大戦に参戦しいる武将を題材にした作品を主に紹介していこうと思います。


二、漫画での主人公、協力者、敵役など。作中での役割は特に問わない。
ちょい役でも劇中に出ていればOKにしましょう(判定が緩い)


三、自分が実際に購入し作品を所有していること。
何処かで無料で読んだというのは無し。必ずきちんと購入して読んで行こうと思います。
すでに所有している作品紹介も兼ねていこうと考えていますので、過去に漫画紹介されている投稿者の方と内容が被るかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください。



四、現在コラボされている作品はあえて扱わないこと。
公式ですでにコラボされているので割愛しようと思います。


五、月に一度、必ず投稿すること。
投稿するタイミングは月の何処でも良し。ただし、いかなる状況でも必ず投稿すること。
過去に挫折した年があったため。主に漫画のネタが切れたことが原因です。


六、英傑大戦の武将から著しく離れる作品は扱わないこと。
特殊枠は無しにしましょう。必ず武将が出てくる作品にすること。



今回の作品はこちら!







タイトル:瀧夜叉姫 陰陽師絵草子
原作:夢枕獏
漫画:伊藤勢
出版社:KADOKAWA
レーベル:ヒューコミックス


あらすじ
京の大路を無数の鬼が跋扈した百鬼夜行から
十九年後、天徳四年(西暦960年)の春。
「盗らずの盗人」「孕み女の連続殺人」と奇妙な事件が続くある日、
天文得業生・安倍晴明と友人の源博雅は、
晴明の師にして上司の陰陽師・賀茂保憲から、
鎮守府将軍・平貞盛の瘡を診断するよう依頼される。
……それは、人々の知らぬところで進行する、
京を揺るがす災厄の前触れだった……!!

単行本背表紙より抜粋






作品紹介

「ゆこう」
「ゆこう」
 そういうことになった。


原作は「陰陽師」の夢枕獏が描く平安の伝奇小説。
漫画は個人的にデビュー当時から追いかけている推し漫画家、伊藤勢。

小説の「陰陽師」のコミカライズとなります。
お二人は近年、タッグを組んで作品を世に送り出しております。

さて、あらすじにもあるとおり、一見すると別々の事件が同時期に起き、それらが後々に絡み合ってゆく、ミステリー…。
ともすれば群像劇ともとれる物語構成で話が進んでゆきます。
登場人物も多岐にわたり、あらすじにある安倍晴明
源博雅を中心に、賀茂保憲、平貞盛、さらに蘆屋道満、藤原秀郷と巻数が進むにつれ登場人物も増えてゆきます。
現在におきましても、まだ話の全貌が見えているようで見えていない藪の中にいるような感覚です。

されど安倍晴明
源博雅が真相に迫っていく流れの筋なので、上記の台詞も聞くことができるのだろうかと思います。
こうした物語構成が好きな方にはたまらない作品かなと思います。
自分は好きですな。




感想
夏休みの宿題は早めに終わらせると言うことで(おい!)
今回の戦祭りにちなんで平安から漫画を選ばせていただきました。
上記にも書いた通り漫画家の伊藤勢先生が自分の推しなので作品を追っているうちに、ここまで来たという感じです。
作風としては※スター・システムの多用が特徴で、かなり癖のある作家性だと思います。
アクションの構図も凝っており、大胆な見せ方をしてくれる一方で、シリアスな展開と思いきやキャラにコミカルな演技をさせたりもするので。メタ発言もあったりと。ドタバタな部分もあります。
そうしたお約束な部分も含めて今回はこういう配役で来たか!という感じで読んでおります。
近年は原作ありで作家さんと組んだコミカライズが中心なのかな?


※同一の作家が同じ絵柄のキャラクターをあたかも俳優のように扱い、異なる作品中に様々な役柄で登場させるような表現スタイル



原作である小説の陰陽師は友人から借りて読みました。
如何せん、だいぶ前に読んだきりなので内容を覚えていない部分がありますが、安倍晴明
源博雅の二人のやりとりを読むだけで楽しくなってきます。
二人が四季折々に庭をみつつ酒を飲むシーンも好きですな。
また小説を読みたくなってきます。
あとは上記にも書いた「ゆこう」「ゆこう」の件も含めて「あなや」とか日常で使いたくなる言葉もあったりします。
はまっていた頃を思い出しますな。
そんな感じなので続巻が早く出ないかなと楽しみに待っております。
今回はここまで。




それではまた新・漫画の話でお会いしましょう。

再見



©SEGA
©夢枕獏
©伊藤勢
©KADOKAWA
作成日時:2023/08/20 20:22
コメント( 2 )
たかひー
たかひー
2023年8月21日 22時51分

タイトルは「たきやしゃひめ」で良いのでしょうか?
たきやしゃ   と来ると最後は「丸」を付けたくなるのは私だけではないハズ(笑)
なんにせよ、興味が出たので今度見てみようかと思います😊

楊狐
楊狐
文士
文士
楊狐
2023年8月22日 5時29分

たかひーさんコメントありがとうございます。
「たきやしゃひめ」で合っています!
たきやしゃまるですな(*゚∀゚*)
ありがとうございます。漫画紹介した甲斐があります🐘

たかひー
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