貴方が大戦組の白紙を見つめているとき、
白紙もまた貴方を見つめているのだ。
***
半兵衛、下方──。
その報は蒼陣営を駆け巡った。
悲しみの宴は三日三晩続き、涙を流さぬ者はおらず、それは雨となり川となり中華と日本全土を駆け巡った。
いやこれはネタ絵なんで!!!!
別に蒼の皆は流行りまくった半兵衛殿に嫉妬とかしてるわけないんで!!!!!
こほん、そう、このいたましい姿を見てほしい。
なんと
1.7Cもの下方である。
その影響たるや
甚大であった。
かくいう私もサンドリヨンが流行る前から半兵衛を使っていたものとして、衝撃を受けた。
例えでこの衝撃を示そう。
↑元がこのポメラニアンのような最強の計略だったとしたら、下方後の半兵衛は、
↑ポメラニアンだった。
……。
……………。
まあ下方されても普通に強かったよねこの男。
というわけでポメラニアンのごとく常に最強であり続ける男半兵衛は、悲しみの宴の翌日にひょいっと顔を出したし、蒼陣営は今日も元気である。
え? ポメラニアンは最強に見えないって?
ポメラニアンは……最強だが……?
すべてを破壊する……モフの戦士だが……?
***
というわけでバージョンアップしたよね、という話である。
それに伴い、蒼陣営にも2コスト騎馬が増えた。
そう、
☨贖罪☨である。
……間違えた。
淩統である。
この淩統が加わったことで、個人的には大変な問題が発生していた。
このデッキに曹仁がいる意味がいよいよなくなってしまったのである!!!!
えっ……? 朱然のせいで元からない?
五月蠅いんだよ。ソロ難攻不落ぶつけんぞ。
しかし、ここで曹仁のいいところ探しをしてみたい。あえてだ。このデッキにおいて「曹仁と周瑜の因縁をデッキ内に作りたい」という以外の理由で彼を入れる理由を、見つけてみよう。あるわけがない? そう思っている読者諸兄は大きな勘違いをしている。よーく、よーく彼のカードを見てほしい。
彼は赤いのだ。
そう、
曹仁は赤い。これは非常に重要な事項である。
槍に刺さったら試合が終わりかねない2コスト騎馬は、非常に繊細な扱いが求められるカードだ。
もちろんカード間違いなどあってはならない。その時、朱然だったら、淩統だったらどうだ? 彼らは青いので、もしかしたら周瑜と間違えて動かしてしまうかもしれない。それは時に、重大なヒューマンエラーを引き起こし、敗因とすらなるのである。
翻ってみて、曹仁は赤い。とにかく赤い。赤色の羽根まで生えている。多分飛べる。凄い。
つまり、彼を蒼単に入れることで、決して無視できない
「カードを間違えない」というメリットが生まr
ごめん今の話全部なしで
***
そんなこんなで私は元気だ。
最早なんのためにいるのかわからない曹仁と一緒に金プレと銀プレの間を高速反復横跳びして柴田を前に投げている。
なあに、半兵衛一枚掛けと柴田と赤壁さえあればデッキは成り立つのだ。曹仁が気合持ち武力7騎馬というスペック要員と言い切るのも難しいような存在であっても、勝てりゃいいのだ。今日も元気に半兵衛を周瑜にかけて
割り込むな!!! 曹仁!!!!
***
この投稿を通して伝えたいこととか特に……ないんですけどお……、ない。全然ない。
でもまあ半兵衛はまだ現役だし、柴田もまだ現役だし、赤壁は巴に対する唯一無二の対抗策だったし、我ながら悪くないデッキを作っていたなあとは思うわけで。なんだかんだまだ新カードの波の中で戦えていることは戦えている。やったぜ、というのがこの投稿の……趣旨……、そうか?
あと、多分なんだけど、今流行の復活号令に対しては、
曹仁を朱然に変えるだけで有利が取れると思うんで、そういう意味でもとてもいいデッキだと思う。
変えないが。
では最後に、ふと我に返って蒼のメンバーに牙をむく曹仁を見てこの胡乱な投稿を終わることにしよう。
安倍晴明「正気に戻れ」